■ 大学選び | |
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さて、どうやって希望の大学を決めるか?まずは日本のDAAD(ドイツ学術交流会)に問い合わせて、ドイツの大学の資料をもらおう。
どの大学に何の学科があるか調べることができる。
そして、どの学科に入学制限がかかっているかも分かるはずだ。
自然科学系にはほとんどかかっていると思う。
ネット上では
Hochschulkompassで検索できる。
課程別にも検索できるから学士課程や英語の課程を探すのにも便利だ。 また、ドイツ留学事典にも、各大学の設置学科の表が載っている。 それ以外にも役に立つ情報満載(奨学金情報とか)なので、 結構留学する人はみんな持っていたりする。 この本はゲーテの図書館にもあるので、そこで見てもいいと思う (私はそうした。 だって結構高いし、アマゾンではいつも在庫切れなんだもん!)。 こういった物を利用して、ドイツのどこで学びたいか、 自分の希望学科があるかで候補をしぼればいいのだが、 一応わたしからもアドバイスをしよう。 1. 日本学のある大学 ドイツの大学では大抵副専攻を取らなければならない。 この副専攻、結構面倒くさいので、 なるべく楽な学科がいい。ならば私たち日本人には日本学が一番楽だ (楽だといっても難しいが)。 それに、日本学専攻のドイツ人学生とは友達になりやすい。 きっと孤独に陥ることはないはずだ。 2. 授業料のない州 ドイツの大学の多くは授業料が今のところ無料だ。 これから先どうなるかはわからないが、 とりあえず今は私たちもこの恩恵にあずからせてもらおう。 ところが!授業料をすでに導入している州があるのだ。 すべての州を調べたわけではないのではっきりとは言えないが、 Baden-Wuerttemberg州(ハイデルベルクやシュトゥットガルトがある州) ではすでに始まっているし(14 ゼメスター以上の学生から1ゼメ500-600ユーロ)、 ベルリン州でも導入されるようだ。 14ゼメ(7年生以上)からだから関係ないと思ってはいけない。 日本の在学年数、 語学コースの在学年数も換算されることがあるのだ! 600ユーロは日本の大学にくらべたら安いけど・・・安くないぞ!!! 3. 在学条件のゆるい州
ドイツの大学は卒業まで何年かかっても平気なのだが、そうでない州もある!
またまた登場のBaden-Wuerttemberg州。6ゼメまでに中間試験
(Zwischenpruefung)を終えないと、滞在許可の延長ができないそうだ。
中間試験といってもうちの大学では、 必要単位を集めるだけでいいのだが、
ハイデルベルクでは「中間試験」が本当にあって、
筆記と口頭、そしてレポートをかかなければならないらしい。大変だなー。
4. DSHの簡単な大学 DSHに受かるか受からないかは留学生にとって死活問題だ! そしてこの試験の難易度は、大学によって本当に違うのだ! うちの大学にはドイツ語コースが3まであって、 この3を受けないとDSHは受けられないのだが、かなりの確立で落ちる。 しかし2までしか受けてない人でも、他の大学のDSHなら受かってしまう。 大学間難易度格差はこんなに激しいのだ。 それならどこの大学が易しいのか???これは噂に頼るしかない。 私の聞いたところでは、テュービンゲン、ハンブルクは 「超簡単」らしい。ハイデルベルクも、 ゲーテのZMPに落ちた人でさえ受かってしまう簡単さで (普通はDSHの方がZMPより難しい)、 周りの大学でDSHに落ちた人を一身に引き受けている印象がある。 しかし、 簡単だったという噂だったのにいきなり難しくなった大学もあるので、 難しい大学を避けるやり方のほうが無難かもしれない。ボン、フランクフルト、 ミュンヒェンなどが難しいと聞いているが、現地で語学コースに通えば、 もっと色々な情報がきけるとおもう。 5. アルバイトをするつもりなら、大都市圏へ
大学正規課程留学生にはある程度の労働許可がおりる。自活は条件がそろえば可能だ!
しかし充分なアルバイトを確保するためには、田舎にいってはだめだ。
大都市には必ず日系企業があり、アルバイトのチャンスがころがっている。
日本語だけでのアルバイトだって可能なのだ。もちろん、
日本語以外のバイトも可能だが、時給が全然ちがう!
日本人であることをいかさない手はないぞ!!!
時給10ユーロで日本企業の楽な事務職をするか、
時給3ユーロで寒い町中のビラ張りをするか・・・答えは決まってるよね! 以上思い付く事を書いてみたが、 一番大事なのはあなたが何をやりたいかということだ。 目前の楽さにつられて後々の大事なことを見逃してはいけない。 教えを受けたい教授がいる、どうしても住みたい町がある、 この大学にしか無い学科がある・・・ そういう事は大切にしよう! 候補が決まったら、 その大学の国際課 (Akademisches Auslandsamt)に問い合わせて、 入学願書を送ってもらおう。ここで一つ注意だが、 問い合わせは絶対にたくさんの大学にしよう!!! 返事をくれない大学がとても多いのだ! 自分が行きたい大学が返事をくれるとは限らない。 ドイツに来てから学科や大学を換えることもできるから、 とにかく沢山の願書を取り寄せよう。 |